子供が生まれてからというもの、毎日がシャッターチャンス!可愛い姿を写真や動画で残していると、あっという間にスマホのストレージがパンパンになってしまいますよね。
我が家でも「クラウドの容量が足りない」「妻へLINEで写真・動画を送るのが手間」という問題に直面しました。
そこで今回、家に眠っていた古いノートPCを再利用して、月額0円(電気代のみかかる)で使える2TBの家族専用フォトサーバーを構築しました。これが想像以上に快適だったので、環境構築の理由やコストの比較、実際の使い勝手をシェアします!
1. なぜ自作サーバーなのか?(コスト・サービス比較)
写真の保存先として、最初は「オンラインストレージの課金」や「市販のNAS購入」も検討しましたが、最終的に「なるべくコストをかけずに、大容量を確保したい」という理由から、古いノートPCの再利用(自作サーバー)に行き着きました。
| 選択肢 | 初期費用 | 月額コスト(2TB換算) | メリット / デメリット |
|---|---|---|---|
| オンラインストレージ (Googleフォト/iCloud等) | 0円 | 約 1,300円〜/月 | 【◎】設定不要で超簡単 【△】動画を撮るとすぐ埋まる。固定費が一生続く |
| 市販のNAS (Synology等) | 4万〜8万円 | 0円 (電気代のみ) | 【◎】安定感がある。大容量 【△】初期投資が高い。専用アプリの使い勝手にバラつきあり |
| 古いノートPC + Ubuntu (今回の構成) | 1万~5万円 | 0円 (電気代のみ) | 【◎】アプリの使い勝手が良い。別のアプリの選択肢もある。 【△】最初の環境構築に少し知識が必要 |
結果として、家にあった古いノートPCにSSDやHDDを追加するだけで、月額無料の最強環境が完成しました。
家に使っていないノートPCがなければ中古の1万円台のノートPCでもOK!
2. 使用したソフト:Immich + Tailscale
「自作サーバーって使いにくそう…」と思うかもしれませんが、今のオープンソースソフトウェア(OSS)は本当に優秀です。
- 📷 Immich (写真管理アプリ):
見た目も使い勝手も、まるで「Googleフォト」そのものです。スマホアプリも用意されており、顔認識での検索やタイムライン表示も爆速です。 - 主な機能
- スマホアプリからのバックグラウンド自動アップロード
- 顔認識による人物別の自動分類
- 地図表示・日付検索
- アルバム作成・家族との共有
- スライドショー再生
- RAW・動画対応
- 🔒 Tailscale (VPNアプリ):
これを入れることで、面倒なルーターのポート開放(外部公開設定)をせずに、外出先からでも安全に自宅のサーバーへアクセスできるようになります。
いずれも月額費用等はかからず使用可能です。
手順
1. UbuntuにCasaOSをインストール
- UbuntuのISOファイルをダウンロード
- USBメモリにISOファイルを書き込む
- BIOSからUSBで起動するように設定を変更してインストール
2. CasaOSをインストール
古いノートPCにUbuntuをインストールした後、ターミナルからコマンドを1つ実行するだけです。DockerのインストールもCasaOSが自動で行ってくれます。
curl -fsSL https://get.casaos.io | sudo bash
インストール完了後、ブラウザで http://サーバーIP にアクセスするとCasaOSの管理画面が開きます。
3. CasaOSのApp StoreからImmichをインストール
CasaOSの管理画面からApp Storeを開き、「Immich」を検索してインストールボタンを押すだけです。Docker Composeの設定など面倒な作業は一切不要で、数分でImmichが起動します。
起動後、ブラウザで http://サーバーIP:2283 にアクセスしてImmichの初期設定(管理者アカウント作成)を行います。
4. スマホアプリの設定
App StoreまたはGoogle PlayからImmichアプリをインストールし、サーバーURLとアカウントを設定するだけです。バックアップ設定をONにすると、Wi-Fi接続時にバックグラウンドで自動アップロードが始まります。
5. 家族との共有
妻のスマホにもImmichアプリを入れてアカウントを作成し、アルバムを共有するだけで完了です。お互いの写真をリアルタイムで確認できるようになりました。
5. 外出先からのアクセス(Tailscale)
Tailscaleをインストールすることで、外出先からも自宅のImmichサーバーに安全にアクセスできます。ポート開放不要でセキュリティ面でも安心です。
curl -fsSL https://tailscale.com/install.sh | sh
sudo tailscale up
スマホにもTailscaleアプリを入れて同じアカウントでログインすれば、外出先からも自宅のImmichに接続できます。
3. 実際に使ってみた感想・おすすめポイント
① バックグラウンドで勝手にアップロードされる!
妻にも専用アプリを入れてもらったところ、「スマホで撮った写真が、裏側で勝手にサーバーへ保存される」のが最高に便利です。
「あの写真送って〜」というやり取りがなくなり、Immichを開けばお互いが撮った子供の写真が時系列でズラッと並ぶようになりました。
アプリの設定で、スマホの写真全部アップロードすることも、特定のアルバムのみアップロードすることも可能です。
② 圧倒的な「使い勝手」とレスポンスの良さ
市販NASのおまけアプリ等にありがちな「読み込みが遅い」「サムネイルが粗い」といったストレスが一切ありません。
AIによる顔認識機能も搭載されているため、子供の顔をタップするだけで、生まれた時からの成長をサクサク振り返ることができます。
③ 外出先でも実家でもサクサク見れる
Tailscaleのおかげで、カフェにいる時でも、実家に帰省している時でも、まるで自宅にいるのと同じ感覚で写真を見たりバックアップしたりできます。
まとめ:子供の写真は「自宅クラウド」で守る!
古いノートPCを活用した自作フォトサーバー。最初のLinux(Ubuntu)のインストールや設定には少し調べ物が必要ですが、一度構築してしまえば「毎月のサブスク代から解放され、容量を気にせず子供の動画を撮りまくれる」という最高の環境が手に入ります。
容量不足に困っているパパ・ママエンジニアの方は、ぜひ週末のDIYプロジェクトとして「Immich × Tailscale」でのサーバー構築にチャレンジしてみてください!



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